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ちいさなちいさな王様

講談社 アクセル・ハッケ 作/ミヒャエル・ゾーヴァ 絵

1996年発行だそうです。
表紙が気に入ったので、衝動買い。まだ、他の本もたくさんあるのに、止められな~い。
あれだね、買い物でストレス発散するのと同じで、それが本なだけなんだねえ。

人差し指サイズの小さな王様。王様の世界では大きく生まれて成長するにつれ小さくなって、最後には見えなくなってしまうという。ドイツのベストセラー小説。

ある日、ふらりと僕の部屋にあらわれた、僕の人差し指サイズの気紛れな小さな王様。

こんな王様なら、私も欲しいです。
ポケットから頭出していると王冠が見えて、なんかのインテリアみたい。そう、表紙もコーヒーカップの隣で、新聞紙の端っこに威厳たっぷりに立っているんですよ。こんな置物なら、可愛いのに。
グミベアーが好きな王様。いつも自分と同じ大きさの、クマの形のグミを抱えて食べています。
太りすぎで、真っ赤なマントもはち切れそう。
癇癪起こしてパンを蹴ったり、バターを串刺しにしたり、コーヒーに砂糖をいくつも投げ入れたりするのです。
私ならばつるし上げにしてやるのですが、「僕」はお人好しなようで、結局王様のわがままに付き合ってしまうのです。
けれど、「僕」はなんの変哲もない毎日に、王様の言葉に救われていくのでした。
ただ夜空を見上げるだけで、ただ街を歩くだけで、王様の言葉で「僕」は別の世界を垣間見ることが出来るのでした。
王様はわがままです。
そうして「僕」に考えること、想像力を与えていくのです。
人間は大人になるに従って、想像する力を失っていく。
けれど、王様は違います。生まれたときに大きくて、やがて成長するに従って知識や力を失ってどんどんどんどん小さくなっていくのです。人間と違って子供に戻っていくのです。

この世の中で、王様と出会うことが出来た人は何人いるのでしょうか?
あるいは、星の王子さまかもしれません「星の王子さま」。
それとも、四つ葉のクローバー?「グッド・ラック」
それとも、妖精?「フェアリーテール」

私は物語の中でしか、それらを知らないのです。

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Tracked on January 30, 2006 at 04:33 AM

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