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MOMENT

真っ青な表紙が印象的で、思わず買ってしまいました。

集英社 本多孝好・著

先日Amazonで購入したのが、
「古書店めぐりは夫婦で」「イン・ザ・プール」「空中ブランコ」「Fake」「光車よ、まわれ!」「マツの木の王子」
本日発送された様子。明日到着だー。
にもかかわらず、今日買った本。
「STAR EGG」「アキハバラ@DEEP」「FINE DAYS」「君の名残を」

十冊か……。週に一冊読めればいいほうなのに、いったいどうするんでしょ~。
でも、幸せ。
あ、「うしおととら 六」があった。
食事のための卓の上も下も本で一杯です。
飯を食う場所が、次第に狭くなっていくー。

「MISSING」も欲しいなー。
石田衣良の「池袋ウェストゲートパーク」を思い出しました。池袋のトラブル解決のマコト。

病院内で、最後に一つだけ、必ず願い事を叶えてくれる人物がいる。
そんな不思議な噂が、患者たちの間で囁かれていた。
アルバイト清掃員の学生が垣間見た、その病院の伝説とは……。

という、お話。
話は全部で四つ。
FACE、WISH、FIREFLY、そしてMOMENT。
清掃員の神田君が、死ぬ間際の患者さんたちのお願いを叶えていくのですが。
しかして、かなり後味が悪い話が続きます。
人生に希望のもてない患者さんたちのお願いを叶えていくお話。
神田くんは、自己満足とか、同情とか、そういうことで患者さんたちに接していくわけではありません。
ボランティア精神、というものではないのでしょうか。もちろん、報酬は受け取っているのだけどね、頑固なところがあるようで、人生で損するタイプですよね。
ボランティアか。昨今とても言われていることですね。それが、義務とか、しなくちゃいけないことになると、結局続かないみたいですが。無報酬なわけだし、強制できるものでもないのでしょうが、なんの義務感もなければやっていけないのでしょうね。親切というのとも違うし、博愛精神というのも違う気がする。
私などは所詮、思い出したように募金箱に小銭を入れる程度です。
偉いな、と思うのですが、彼らは尊敬されたいなんて思っていないんだろうし(そういう人もいるんだろうけど)、精神的に満たされるのだろうかと思ったりする。
ようするに、人それぞれなのだから、私がどうこう憶測することではないわけで。
私は自分がそれを納得してできるかというと、もちろんできないわけで。はたして、被災者になったときは天を恨み人を羨み、ただ救いを求めるのみになるのでしょう……。
それなのに、救命具一式を用意するでもなし。
あれって、水とか食料の蓄えとかって、いつまでも保つものではないから、どうしても取り替えなきゃいけないわけで、それがどうしても億劫になるんですよねえ。そうして、やっぱり後悔するんだろうな……。

神田くんは、自分が納得しないことはしない。ようするに、お人好しなんですよね。
人のために一生懸命出来る訳なのですが、その人のために頑張っても、実は患者さんの復讐に手を貸してしまったりして、事実裏切られてんじゃないかって思います。それこそ、神田くんが救われない。
正直救われないし、虚しいばかりになります。もちろん、いい話もあるんですが。
人は本当に苦しい立場になったとき、その本質が試されるわけで。
その時、自分が少なくともみっともなくないように平然としていられるかどうかは、本人の矜持次第でしょう。
僕なんて読んでない本が山ほど合って、未練たらたらでしょうねえ。
さすがの神田くんもどうにもできないでしょーなー。

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