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時の車輪第十部「幻竜秘録」

困ったよ、すっごく複雑な物語になってきた……。

早川書房 ロバート・ジョーダン・著 斉藤伯好・絵

時の車輪シリーズは、もう何年でしょうかねえ。
もうすぐ十年になるんでしょうか……、長い。いい加減長すぎる!!
最初の頃は面白かったんだけど、最近は少々厳しいです。
時の車輪が、運命の糸を寄り合わせて、歴史模様を織り綴っていく世界。
<絶対力>なる世界の源、万物源から力を引き出し、超能力を使える世界。
使える人間は選ばれるけれど、男性源と女性源と、二種類に分かれているが、男性源は闇王によって汚され、絶対力を使う男は狂気に陥る。
世界設定のすさまじさは、驚嘆。いくつもある国、その国ごとに文化があり、男女の立場や風習、服装や習慣まで違って描かれています。絶対力の持ち主たちはそれぞれ組織を作ったり、時に反目し合っていたりするのです。
国ごとのことわざや、習慣などの細かい設定に驚かされます。
絶対力という力の表現方法も、秀逸。ただの魔法とは違い、素養の持ち主がその感覚を研ぎ澄まし、万物の根源から力を引き出し、現実の世界に影響を与えていきます。

主人公たちは、世界の片隅の小さな村から旅立った、若い男女。
彼らは時にバラバラになりつつも、世界のために戦い続けています。

竜王の再来、絶対力を使うアル=ソア。
ヴァーリアの角笛の吹き手であるマット、金色の瞳を持ち狼と交感するペリン。
他にも、絶対力を使う異能者たち、ナイニーブやモイレイン。
今や<小さな塔>を率いる、エグウェーン。王位継承の王女エレイン。
歴史模様を盛ることが出来るミン。
他にも他にも紹介しきれないほどの登場人物たちが、物語を綴っていきます。

最初の頃は、上に上げた登場人物たちが一緒に旅をして戦っていた頃は、読書の私も一緒に苦難を乗り越えて行けた。
男たちが戦い世界を旅をしている間、女たちは絶対力を身につけるために修行に励む。
そして、力を身につけていった彼らは、地位を得てさらに政治的な戦いにまで身を投じていく。

最初は、光と闇の戦いだった。単純な。
政治の世界になってくると、国ごと、組織ごとに戦いがはじまってしまって、もう登場人物が多すぎてわけがわかりません……。
異能者三人娘、エグウェーン、ナイニーブ、エレインの黒アジャ討伐の旅は面白かったなあ。
今は、アル=ソア、マット、ペリンの三人も別々の旅に出て、戦い続けている。
時に闇の勢力の描写もあり、話の進みが遅いことしきり。
本当に終わるのか、心配です。

ちなみに、私が好きなのはエグウェーン。
アル=ソアの幼なじみで、結婚する予定だった。けれど、二人とも広い世界を見て、互いに恋人を作って……。
夢見人として、夢の世界を旅する能力を得て、強者たちの先輩異能者たちとしのぎを削って権力を握りしめている!!

彼女は無事に、王子さまと結ばれるのでしょうか?

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