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パイロットフィッシュ

アジアンタムブルーはこれの続編なのでしょうか?

角川書店 大崎善生・著

昨日食べた、かにクリームコロッケはおいしかったなー。
洋食屋なんだけど、ちょっとこじゃれた感じで、入ったときには御客がいなかったんだけど、あっという間に満員御礼だったし。コーンポタージュとコンソメスープがおいしそうだった。コンソメなんて、900円だったし。
ランチがないので、お値段が高い。
ファミレスとかそういうんじゃない個人経営(?)なんだけど。
また行こうっと。

でもって、ソードワールドRPGのリプレイ・デーモンアゲインが出てましたね。
例のバブリーズが八年ぶりに再結成って感じですか。
ぶっちゃけ、もりあがらね~、みたいな(笑)。GMもプレイヤーもこなれすぎちゃって、ちょっとすれすぎでしょう(笑)。それはそれで面白かったけど。
こういうのも楽しいんだけど、プレイヤーキャラの印象が残らないからなあ~。

で、本題のパイロットフィッシュ。
「聖の青春」を読んだ後ですから、もちろん期待大。評判も良かったし。
でも、私的にはなんというか、納得いかない点が多くて、逆だったな~。
まあ、それは結局人それぞれの考え方だし、私は女じゃないので、結局は女の友情ってわかんないし。
そういう女の人っているんだね……、こええ。
ほとんど作中人格成り立っていないのに、「友人の彼氏を寝取る女」として登場する伊都子という女がいる時点で、私はやるせなくなっていやだった。台詞なんて3っつくらいしかないのに、恐ろしいことに物語の鈎だった。
そんな子といつまでも友達でいるヒロインの由希子が理解できない。第一、自分の彼氏寝取られちゃって、それでもまだ友達続けるものなのか?
私は学生時代より、「友達だろ、ノート貸してよ」と言う奴が大嫌いだったので(低レベル)、こういう人とのお付き合いは続けていきたくない。

ようするに、嫌いなタイプのキャラが登場したってだけで、私の中ではマイナスに……。
まあ、こればっかりはしょうがないけれど。伊都子がいないと、話も成立しないし。ちらっと登場するだけなんですが、冒頭に名前がちらっと出ただけで、主人公との接点がなにもないままに展開しちゃったんで、最初彼女が誰なのかわからず混乱しまくりでした……。

いわゆる、楽しみにしていたパーティに参加したら、嫌いな人がいて楽しめなかった、感じですか。

著者の方は、将棋雑誌の編集だったんだけど、アダルト雑誌の編集もしていたのでしょうか(笑)。
水槽の魚の表紙は透明で涼しげで、だけどどこか息苦しい気がします。
主人公の山崎はかっこいい男だと思う。四十過ぎだしね~。物語は彼の現在と二年前と十四年前をいったいりきたりするので、ちょっと混乱しますが、若気の至りだった山崎も、今ではどっしりと構えた感のある大人の男に成長しています。
そんな彼の女性遍歴(?)が物語の軸、なのかな?
そして、タイトルのパイロットフィッシュ、その存在が絡んでくる。
パイロットフィッシュは、水槽の環境を整えると、用済みとなって捨てられてしまう熱帯魚。そのあとその水槽には、別のきらびやかな熱帯魚が住まうわけで。
そのパイロットフィッシュの存在が、登場人物たちにあてはまり、痛々しくて哀しい。

「人は一度巡り合った人と二度と別れることは出来ない」という、見出しがある。
たとえ記憶が薄れていっても、ずっと思い出が残っていくと言うこと。
パイロットフィッシュは、環境を整えて使い捨てられていく。それは悲惨な存在ではないといいたいのだろうか?
すべてが糧になるからと?
互いが互いの水槽のパイロットフィッシュになって、別れることが出来たらいい。
そして、次の人の水槽では今度こそ熱帯魚になれたら、あるいは環境を整えた水槽で本当に大事な人を熱帯魚を泳がせることが出来るかも知れない。

山崎は、パイロットフィッシュを愛していて、けれど捨てるなんてことは出来なくて。
けれど今は水槽の中で、愛しい熱帯魚を住まわせている。

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