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ウィザーズ・ブレイン V

ウィザーズ・ブレイン V
賢人の庭 上・下
三枝零一・著 電撃文庫

錬悪魔使いとフィア天使、ディー双剣とセラ光使い、の似たものカップルが登場してちょっとうっぷって感じですね。
なんでやねん。
当初主人公らしかった錬も影が薄いことこの上ない。しかも世界樹の街ではやばいことしちゃったもんねえ。

シティを守るため、人々の生活を支えるために犠牲になる魔法士の子供たち。
脳に埋め込まれたI・ブレインが、世界を支配する物理法則を操る力を与えられる。
犠牲になるのは道具のように扱われる魔法士たち。その彼らを助けるために一人世界と戦う少女、サクラ。
その魔法士の犠牲の上でしか生きていけない人間たち。そんな人間たちを守るために戦う少年、イル。
今回はこの二人の戦い。

とはいえ、感情移入できるのは、イルの方。自分の境遇をそれでも受け入れて、同胞にののしられながらも、人間たちのために戦う彼。
一方サクラは、ほんの一握りの子供たちのために、大勢の人間たちを倒していく。しかして、その子供たちが生きるには結局、誰かの力を借りるしかなく、それは生み出される魔法士ではありえない。そして、子供たちは自分たちの持っている力を理解していないのに、使っている。おそらく今後はそれが悲劇につながるのでしょうね……。
そういう彼女の比べると、やっぱり自分を強くもっているイルのほうに味方しちゃうなあ。第一、サクラは、相手の能力をコピーする卑怯な能力を持っているし~。そういうのは、敵が持っているもんでしょー。錬はさらにいらない子になっちゃうじゃーん。

それぞれ、錬の姉兄、月夜と真昼とフラグがたっている模様。

それなのに、サクラはそれでも魔法士たちを助ける道を選ぶ。しかし、それはどうしたって矛盾しているんだよね。どこまで正当化していけるんだろう。
第一この話、こんなに難しいテーマを扱い、互いに衝突させて、最終的に収拾つけられるのだろうか。
最悪、ガンOムシードOスティニーのようになってしまうのでは……?
お涙頂戴ストーリー展開には、やられちゃいます。

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