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高慢と偏見

高慢と偏見 上・下
ジェイン・オースティン・著 ちくま書房

そして、映画。

Amazonでなんとなく見つけて、評価が高かったのでなんとなく、ロマンティックだったので、興味が湧きました。あの時代のことも知りたいと思ったのです。
本屋で探したけれど、ちくま書房のこうした小説を置いているところが無くてやっぱり、通販で買いました。
別の筆者による、続編もあるみたいですね。邦訳はないようなので、読めないのですが、紹介文では面白そうです。っていうか、同人誌の走りみたいなものなんですかね。面白い原作に、妄想のエピソードをつけちゃうのって。かなり、ドリーム入っているらしく、ハーレクィンじゃなかろうかと思われます。

同人ネタはともかく、小説は面白かったです。
昼休みに少々読み始め、家に帰ってから夜中の二時まで読みふけりました。

村一番の地主、ベネットさんちの五人姉妹。ヒロインのエリザベスは聡明な次女で、歯にもの着せぬ率直な物言いが、ちょっと元気が余ってる感じ。
長女のジェーンはお人好しでおっとりした美人。ご近所に引っ越してきた、お金持ちのピングリー氏と恋に落ちます。けれど、そのピングリー氏の側には、鼻持ちならない無愛想なダーシー氏が……。
滑稽なキャラが騒動を引き起こしながらも、スリリングな展開に、エリザベスとダーシーの恋模様は、面白かったです。
上巻のクライマックスで、ダーシーがエリザベスに告白するシーンは、切ないです。

ただ、なんつーか、描写が少ないので、期待していたほど当時の生活を知ることは出来なかったのですが。
地主のベネットさん家がどんな生活をしているのか、全然わからないんです。召使いもいるみたいですが、それがどれくらいの人数いるのか、わからないんですよね。登場人物として、使用人たちの描写がないので、ベネット家は七人家族なのかと思ったら、そうでもない様子。
当時の著者や読者にとっては、そういうことは常識なので書く必要もないのかもしれませんが、現在の我々には、国(文化)も違うしちょっとわからないですよね。

時代背景を伝える必要がないのかもしれませんが、当時の風習や礼儀などは描かれているのですから、後世になにかを時代を伝えることが出来ず、もったいないような気がします。

そんなこんなで、すっかりはまってしまったので、映画のDVDも通販で購入。お店ではどこにも売っていなかったので。映像で見ることが出来れば、小説で物足りなかった描写を補うことが出来ると思ったので。とりあえず、映画を見たお陰でその目的は果たせました。
主演は、キーラ・ナイトレイ。今話題の「パイレーツ・オブ・カリビアン」でもヒロインです。改めて見ても凄い美人さんですよね。ぶっちゃけ、彼女の映画なのか???
小説では美男子と称されていたダーシー氏は、鼻が高いけれど、本当に気むずかしい顔をしていて、あの服装と髪型でやぼったい感じがしました。28歳にしては、いぶし銀の渋さです。
二時間の映画ですが、あの長編を詰め込むには、展開の早いこと早いこと。ジェットコースターロマンスじゃあるまいし、とはいえ無理もないか……。
スリリングな展開じゃなくて、せわしない展開でしたね(苦笑)。登場人物たちの説明も足りないし、展開を台詞で説明しないとおっつかない。
けれど、乏しい空想しかなかった世界観に色が付いて良かったかな。原作を読んでから観て、正解だったかもしれません。
舞踏会って、テレビでやってるような社交ダンスしか想像できなかったのですが、ああやって何列にも並んでくるくる立ち位置を編むようにして変えていきながら踊るものなんですねえ。
今度は吹き替えで観ます。吹き替えと字幕だと、台詞が違うんですよね。感じ方も変わるし。もしかしたら、そっちのほうがよりしっくりくるかも。

ジェイン・オースティンの作品は、機会があれば他の作品も読んでみたいです。

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