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七つの人形の恋物語

久しぶりにびっくりしました。だって、このブログ書くのも、1年7ヶ月ぶりだもの。

七つの人形の恋物語
ポール・ギャリコ・著 角川書店

この文庫には、「スノーグース」「七つの人形の恋物語」の二本が収録されています。
角川文庫はなにやら、今月の文庫編集長なるものを設定しているみたいですね。今年の夏は、恩田陸のようです。で、恩田先生が選んだ6つの作品の内の一つというわけです。

買ったのは気紛れなのですが、これがびっくり大当たりでした。薄い文庫だったので、何もする気のない日曜の午後にぴったりかなと。
収録されているのは二編。「スノーグース」も嫌いじゃないんですが、「七つの人形の恋物語」がストライクでした。
なにかしらファンタジーばかり読んでいたのですが、こういうのもいいですね。
人生に疲れて何もかもに怒っているやさぐれたキャプテン・コックが操る、七体の人形劇。それに魅せられ、人形たちの合いの手を入れるために舞台に立った、貧しい少女ムーシュ。
七つの人形たちが織りなす劇に交わることで、二人の間に芽生えはじめる交流。
けれども、七つの人形は彼女の味方だけれども、操るキャプテン・コックは夜はムーシュに辛く当たる始末。
彼女の中では、七つの人形たちとキャプテンが同一に見ることが出来ず……。

……という、恋の物語。いい歳してこういうのが好みです……。一年半経っているのに、またぞろかき込みたくなったというわけです。

ただ、溜まっているだけか?

それにしてもこの方、こういうのだけでなく「ポセイドン・アドヴェンチャー」の映画の原作も書いているのですって。そっちはともかく、他の作品も読んでみたくなりました。

昨今では、ライトノベルもお気に入りがないし、ファンタジーファンタジーしているのも食傷気味。で、走っているのが、なんというか幻想小説です。(この辺りのジャンル分けって、よくわからない。この小説も、厳密にファンタジーじゃない気もするし……)

近頃は、ジェフリー・フォードやJRRマーティンがお気に入りです。
ジェフリー・フォードは「白い果実」が秀逸です。続編二つを積んであり、楽しみ。「シャルビューク夫人の肖像」はオチがいまいちだったかと。
JRRマーティンは、夭折した「時の車輪」シリーズの後釜に入りました。まだまだ先は長いですが、どうやら第四部に来て、訳者が変わったとかでごたごたしていますね。話しもよりファンタジー要素が濃くなってくる様子ですが、こちらは面白いです。

ここ3ヶ月ばかりは、
「ハリー・ポッターと死の秘宝」「魔王」「時が滲む朝」「少女ノイズ」「氷と炎の歌2 王狼たちの戦旗」
「歌う船」「対話篇」「メシアの処方箋」「変身」「ジェイン・オースティンの読書会」
こんなところでしょうか。

現在、積んであるのは
「13番目の物語」「記憶の書」「緑のヴェール」「収穫祭」「密室キングダム」「説得」……などなど。
さらに他にも欲しいのが、「沈黙博物館」「また会う日まで」「見知らぬ場所」「エア」……などなど。

そして、今喉から手が出そうなくらい欲しいのが、
「驚異の発明家の形見函」と「形見函と王妃の時計」
欲しい! 欲しい、欲しい!! 独立した話らしいのですが、前後編のごとく密接にリンクした、秀作らしいのです!
この本一冊3500円以上もするんですよ。文庫は発明家の方は出ているんですが、後者はまだ文庫の予定はないらしい。
けれど、その装丁の美しいこと! 絶対、ハードカバーで欲しい!!

でもなあ、さすがに会社にこんなに思い本を持って通勤するのって、周りからなんと言われるか……。

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