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1月の読書

1月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2205ページ

ペンギン・ハイウェイペンギン・ハイウェイ
ノスタルジック。小学生が主人公だけれど、大人のための夏休み的な~。生意気な少年の初恋、ラブラブ~。SFなことに驚いたけれど、考えてみれば「四畳半」だって立派なSFですからね、今までとは違うテイストでなにやら一安心させられました。少女が主人公の「マドレーヌ夫人」を想起させますが、こちらはよりミステリアスがアドヴェンチャー。しかしなあ、このアオヤマ君の自信過剰な神童?っぷりは、森見的浪人大学生になりそうな気配が!? 頼む、立派な学者か宇宙飛行士になってくれ!!
読了日:01月31日 著者:森見 登美彦
シューマンの指 (100周年書き下ろし)シューマンの指 (100周年書き下ろし)
交換日記か。しかしこの独白はすべてが、なにもかもすべてが彼だけのものだった。緑も紫も黒も、すべて彼一人のものだったのか?これは「悪童日記」なのかもしれない。淡々と綴られる物語は、シューマンのどの曲があてはまるのか自分は知らない。なにもかもが彼の一人芝居であったわけですが、ミステリとしての部分よりもシューマンが占める部分が多いことになぜか戸惑った。タイトルからして、シューマンの音楽に期待していたはずなのに。
読了日:01月29日 著者:奥泉 光
RDG3  レッドデータガール  夏休みの過ごしかた (カドカワ銀のさじシリーズ)RDG3 レッドデータガール 夏休みの過ごしかた (カドカワ銀のさじシリーズ)
三つ子の正体か-。なるほど、確かにごっこ遊びだったんですねー。なんか、そこは和宮と同じなんでしょうかね。名前はあるみたいだから、別の存在なんでしょうが、根っこが同じなのかな? もっともそっちの正体よりもやはり泉水子の成長を追う方が比重が高いし、そちらの方が楽しみです。言いたいことを言えるようにはなってきましたが、またぞろ口は災いの元になりそうな予感。次巻は、故郷が舞台?すっとばして、学園祭でしょうかね。深行が結構普通に男子学生だったけど、高校生にしちゃあちょっと幼すぎるきらいが……真夏の影響か?
読了日:01月23日 著者:荻原 規子
黒猫/モルグ街の殺人 (光文社古典新訳文庫)黒猫/モルグ街の殺人 (光文社古典新訳文庫)
こういう話だったんだ。どれも死に対する恐怖が蔓延していて、様々な形で人間のエゴと良心がせめぎ合っている。にしても、世界最初の探偵かー。ホームズはこの後ってことですが、さすがにホームズには負けてる……、そっか小中学生向けの課題図書か。
読了日:01月21日 著者:ポー
夜間飛行 (新潮文庫)夜間飛行 (新潮文庫)
夜間飛行は後半やたらと表現がロマンティックになってきましたね。「南方郵便機」にしても飛行機乗りの悲恋が描かれていました。大空を羽ばたく彼らは自由に思えて、実はより一層地面に縛り付けられている様子がうかがい知れます。夜間飛行の黎明期、作中の時代空は大きく未知の領域でしたが、開拓すると言うことは束縛のない領域を切り崩していく行為なのだと感じました。
読了日:01月19日 著者:サン=テグジュペリ
キッチン (角川文庫)キッチン (角川文庫)
再読。あの頃は気づかなかったけれど、収録された三編とも死を扱った物語だったんですね。最愛の存在を失い、そこから立ち直っていく再生の物語。自分一人だけで立ち直るのは難しいけれど、隣にいてくれる人がいれば、前に向かって歩けるのかもしれない。年を経たためか、よりいっそうそのテーマが深く感じられた。
読了日:01月16日 著者:吉本 ばなな
ジャック・ロンドン幻想短編傑作集ジャック・ロンドン幻想短編傑作集
「火を熾す」の方が好きです。
読了日:01月08日 著者:ジャック ロンドン
第三の嘘 (ハヤカワepi文庫)第三の嘘 (ハヤカワepi文庫)
嘘がテーマと仰るか?それはまた違うのだと思う。前二作を読まずにこの第三部を読んでも話が通じるのではないだろうか?その時、また別の衝撃があるに違いない。悪童日記もふたりの証拠も作中作として存在しているのであり、それは引き裂かれてしまった双子の魂の呼び合う叫びに違いない。
読了日:01月02日 著者:アゴタ・クリストフ

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